2010年 12月 07日
色使いの素敵なサンプラーです! |

サンプラー(19世紀)
このような文字やパターンを布に縫い取っていったものをサンプラーといい、現存している一番古いサンプラーは15世紀のものと言われています

当初は、初めて見たパターンを記憶しておくために小さな布きれなどに刺していって、次々とそれに新たなパターンが加わり、その女性が生涯出合ったモチーフが並んだものになっていったそうです。
刺繍は女の子の嗜みとして小さい頃から家庭で習わされたヨーロッパでは、その後サンプラーもだんだんとアルファベットや文字の刺し方のスキルを表すものになってきました。
このサンプラーもそのいい例ですね

サンプラーはコレクターも多く、私も興味があるので今まで見てきましたがあまりの高値に手が出ませんでした

布が劣化して傷んでいてもです!
年代を考えればそれは仕方のないことですので、刺した女の子の年齢や名前、出来上がった年を読み取りながら溜息混じりに見入っていました

8才、とか10歳とか小さい女の子が頑張って練習したのでしょうね~
そんななかで見つけたこのサンプラー


大文字、小文字、そして色んな書体のアルファベットが並びます

毛糸くらいのやや太い糸でカラフルに文字が並びますが、色使いがとても素敵でセンスが偲ばれます


中ほどには、花、鳥、木の実などが刺されています。
色んな色をミックスして立体的に刺している鳥の見事さから、なかなかの上級者だったと思われます


下段は少し目の粗い麻布に変えて.....どんな布でも刺せる練習だったのでしょうか?
二つの布を繋ぐ練習もしたのでしょうね~
後ろは袋縫いにしてあって、きちんと処理されており表側で上からステッチを重ねてアクセントにする手法も素晴らしいですね!
刺してあるアルファベットが読めなくて、持っていたディーラーさんに聞いたところ「ウェールズ語」ではないか?と言うことでした

30cmx45cmの大きさがあるので、お好みの額に入れて飾ると一段と映えると思います

HPの小物のページに紹介していますので詳細をご覧くださいませ。
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by e-cottage
| 2010-12-07 14:49
| アンティーク
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