マルカジット

今日の宮崎は朝から冷たい雨が降り続いています
昨日、クリスマスツリーを飾ったので店内は雨にも負けず華やいだ雰囲気ですよ

また、こんな日こそアンティークジュエリーは本来の輝きを発揮するのでお客様も
改めて感動してくださいます。
照明がオイルランプやキャンドルの時代に使われたジュエリーは、その弱い光りに
当たった時に一段と輝くような細工が施されているので、今日のように外が暗いと
店内のランプの灯りにそれはそれは魅力的な佇まいをみせています


特に、この季節は１８世紀頃からダイヤモンドの代用品として使われていたマルカジットが
一層煌びやかになってきます。
Marcasite(イギリスではマルカジットと発音しますが、マーカサイトと紹介されることも
ありますね）黄鉄鉱石をローズカットにしたものです！
マルカジットを写真で撮るのはとっても難しくて、実物の落ち着いた華やかさを紹介できない
のがとても残念です

特にヴィクトリア王朝時代とアールデコ期に素晴らしい物があるのですが、昨今見つけるのも難しくなってきています。
また当時のマルカジットジュエリーと現代のもの（今でも作られています）とは全く
細工が違うのでアンティークを扱う者からみれば一目瞭然で惹きつけられ度が
違います
当時の品はローズカットされた繊細なマルカジットをシルバーの台に爪留めにしてあり
それは気の遠くなるような細工で仕上がっているので、その輝きは素晴らしいものなのです。
一方、現代のものはカットも平坦で接着剤で留められています。
どうぞ、しっかり見てくださいね
フォーマルな装いにはもちろんですが、真っ白のシャツにマルカジットのブレスレットなども大人のお洒落で素敵ですよ。
　一生物のアクセサリーとして一番のお勧めのマルカジットです



これがマルカジット（黄鉱石）の原石です。
昨年、行ったフィンランドで偶然原石を見ることができとってもラッキーでした
タンペレ市にあるムーミン谷博物館に併設されている「石博物館」？では見事な原石が
見れますよ！
このおまけwにワクワクして、また何処に行っても仕事に繋がることに改めて感動しました。